オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
ブリトマート駅
Britomart Station
オークランドを走る全ての旅客列車がこの駅を起点としています。
ブリトマート駅はオークランドの公共交通網を強化するため、2003年7月に開業しました。
かつてのオークランド駅が繁華街から離れていたのに対し、ブリトマート駅は商業的な大通りであるクイーンストリート直下まで延伸しました。
ブリトマート駅の駅舎は1911年に建設されたもので、1988年まで中央郵便局として使用されていた建物を活用しました。
駅舎内に入り、玄関を振り返ります。
天井が高く、開放的な造りとなっています。
天井には大きなドームがあり、非常に美しいデザインです。
駅舎は4階建てですが、2階より上はオフィスのようです。
ドームを見上げます。
発車案内と乗車券販売窓口です。
乗車券は車内で購入することもできます。
地下一階。
LED式発車案内があります。
発車案内は行先ではなく出発時間ごとに左詰めで表示されています。
地下2階にプラットホームがあります。
頭端式ホームで、5番線まであります。
プラットホームの長さは426m、幅は9.3mだそうです。
1時間に最大18本の列車の発着が可能です。
ブリトマート駅完成直後は鉄道利用者が少なかったこともあって、豪華な駅設備は過剰であるという批判もあったそうです。
2003年には250万人だった利用者は2014年には1100万人を超えるようになり、建設時の先見性が認められました。
また、ディーゼル列車のみが発着する大規模な地下駅の新設は世界的に珍しいものでした。
現在は25kvに電化され、電車が乗り入れるようになりました。
また、現在行き止まりとなっているブリトマート駅ですが、さらに地下線を延伸、3駅の地下駅を新設する環状線の計画も進んでいます。
環状線は恐らく両端の1及び5番線の線路がそのまま延びるのではないかと思われます。
反対側の出入り口の駅舎はガラス張りとなっています。
郵便局であった駅舎と隣接しています。
横にはバスの発着所が並んでいます
ガラス張りの駅舎内の様子。
夜のブリトマート駅
ガラス張りの駅舎からしばらく歩くとブリトマート駅の地下線の入口が見えます。
ブリトマートの地下線に入るADL。
近くを変わったバスが走っていました。
ブリトマート駅前をかつては路面電車が走っていました。
ブリトマート駅のすぐ近くにはオークランドフェリーターミナルがあります。
オークランド国際空港からオークランド中心地まで結ぶバス、エアパスエクスプレスはブリトマート駅を経由して、このフェリー乗り場が終点となっています。
夜のオークランドフェリーターミナル。
1912年に完成した歴史ある建物です。
天窓から光が差し込み、地下駅とは思えない明るさのブリトマート駅。
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