西オーストラリア州の鉄道
Railway of Westren Australia

西オーストラリア州はオーストラリアで4番目の都市であるパースを中心とした鉄道網を持っています。
長距離列車は州内完結のものはトランスWA、近郊列車はトランスパースが運営しています。
また、大陸横断鉄道のインディアンパシフィックの始発及び終点でもあります。
西オーストラリア州の鉄道は1067mmの狭軌となっていますが、州を跨ぐ貨物も多い長距離路線は標準軌となっています。 州都パースはオーストラリアの他の都市とはかなり距離があるためか、他の州では半ば義務的に採用される車両前面の黄色の警戒色塗装がありません。
(プロスペクターを除く)
ちなみにパースからは飛行機の場合、首都キャンベラへ行くよりもインドネシアのジャカルタに行くほうが近かったりします。



長距離列車 トランスwa
Long Distance train Trans wa

長距離列車はTrans wa(トランス ダブリューエー)は州内完結の列車を、グレートサザンレールが州を跨ぐ大陸横断鉄道インディアンパシフィックを運行しています。
大陸横断鉄道が観光利用専門に等しいのに対し、トランスwaは州内のビジネス利用も含めた大衆列車となっています。
トランスwaは全席指定で、列車の指定はネットでもできます。その際は駅発券所で予約番号からチケットを出してもらうのが確実です。
なお、トランスWAのチケットはトランスパースの近郊列車の駅の乗下車まで有効となっているため、長距離列車発着駅までの運賃はかかりません。



トランスWA 写真集
Trans wa Train Photo collection


パースの鉄道 トランスパース
Trans perth

トランスパースはパース駅を起点にミッドランド、フリマントル、アーマデール、ソーンリー、2004年から2014年にかけて開業したバルター、マンデュラへと向かう6路線が あり、全ての路線が日中は毎時4本で運行しています。
さらに、利用促進と都市部の自家用車流入を抑えるため、パース駅付近はFTZ(フリートランジットゾーン)となっており、IC乗車券なら運賃 は無料となっています。 かつては全線非電化で気動車による運行でしたが、1990年に一斉に25kvに電化され、都市鉄道らしい高頻度運転を実現しました。
電化の際に使用した気動車のほとんどがニュージーランドのオークランドへ譲渡されました。
オークランドに渡った車両の詳細はこちら
トランスパースの交通網は鉄道とバス、フェリーから成り立っており、運賃は全て共通となっています。
乗車券は紙の他にIC乗車券スマートライダーが導入されており、運賃の割引などのサービスがあります。
また、都市部ではFTZ(フリートランジットゾーン)が設定されており、区間内の利用なら運賃が無料となっています.。

なお、トランスパースにおいて都市部では係員によって写真撮影が制限される場合があります。
撮影の禁止に明確な基準は無く、恐らく(都市)鉄道を撮影する文化が皆無なため、不審な行動と捉えられるようです。 この傾向はクイーンズランド州のブリスベンでも見受けられます。



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