オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
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Australia and New Zealand Railfan
フリンダースストリート駅
Flinders Street railway station
多くの近郊列車が当駅を起終点としています。
ドームのある古い駅舎が現在も使用され、トラムと並んでメルボルンのシンボルとなっています。
フリンダースストリート駅は1日におよそ92600人(平日)が利用する、メルボルンのターミナル駅です。
中、長距離列車の多くはサザンクロス駅が始発ですが、近郊列車の多くはフリンダースストリート駅が始発駅です。
1854年9月12日に開業した歴史ある駅で、1909年に完成した駅舎はドームの屋根やアーチ型の玄関、時計台、玄関に
並ぶ時計はメルボルンで最も有名な建物で、遺産登録もされています。
1960年代からは老朽化が目立ち始め、解体や駅の再開発が計画されました。
駅ビルやタワーに置き換え等が議論されましたが、強い反対により駅舎自体はほとんど原型を留めることができました。
トラムの停留所も隣接しており、乗り場は路線によって3箇所に別れています。
駅舎に対して直角に停留所があるこの電停からはフリンダースストリート駅の時計台を望むことができます。
駅の正面玄関前を通過するトラム。
画像の左奥にも接続する電停があります。
アーチ型の玄関の上に並ぶ時計。
時間はそれぞれバラバラです。
これはフリンダースストリート駅を発車する各線の出発時刻となっています。
この趣ある発車案内表ですが、一時は電子掲示板に置き換える話がありました。
しかしあまりに多くの反発があったため、この計画は1日で取り下げられたそうです。
この時計の下は待ち合わせによく利用されます。
訪問した日はちょうどバレンタインデーだったので、花束を持って相手を待つ男性が多く見られました。
(男女でプレゼントされる側が日本と逆です。)
トラムの電停から。
画像には写っていませんが、左にフリンダースストリート駅の正面玄関があります。
画像真ん中の建物はセントポール大聖堂です。
フリンダースストリート駅とはす向かいになり、メルボルンのシンボルの一つとなっています。
画像右側の近代的な建物はビジターセンターです。
観光案内を行っている他、政府の取り組みを知ることもできます。
(かつてメルボルンに溢れていた大量の落書きを一掃した、等)
訪問した2010年はちょうどフリンダースストリート駅が開業100周年の展示をしていました。
現在と駅舎はほとんど変わっていないことがわかります。
電子掲示板。
右上にかつて近郊電車を運行していたコネックスのロゴが残っていました。
運行がコネックスからメトロに替わって間もないため随所に名残がありました。
夜のフリンダースストリート駅。
ライトアップされ、非常に存在感があります。
ライトアップされる時計台。
夜になっても人通りが絶えないフリンダースストリート駅。
日中も夜間もメルボルンのシンボルであるフリンダースストリート駅はとても賑やかです。
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