オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
謎の日本風建築物
Japanese style building of mystery
鉄道とは直接関係ありませんが、この建物の正体は一体何なのでしょうか?!
サウスダウン駅とウェストフィールド駅のほぼ中間、線路の西側に面している謎の日本風建築物。
ブリトマート駅からメインラインに乗車すると右手側に見えてきます。
この付近は工場の廃墟が多く、この建物自体は打ち捨てられているようです。
インパクトのある敬礼する男性のイラスト
そして規律厳守(厳は旧字体)、敬○励行(○に当たる字はIMEで出せず)
励行は規則を守るという意味なので、規律厳守と文言が重複しているように思えます。
建物の入口上部の看板には「山田製紙株式会社」の文字が確認できます。
このとき撮影した写真を良く見ると、画像下にカメラマンと思われる人がたくさんおり、何かの撮影をしているようです。
もしかするとこの建物、若しくは外壁の標語は撮影のためのセットなのかもしれません。
別の日の写真。
この建物の向かいには建物の骨組みだけが残ったような建築物があります。
この建物が撮影のためのお立ち台の可能性もあり、そうなると映画か何かのセットという可能性が高まります。
この日は付近には誰もいませんでした。
グーグルマップで確認すると、この場所は公道から離れており、工場の廃墟の中を通り抜けないと建物の前には辿り着けないようです。
建物横
ガラスが割られており、落書きもされています。
建物自体はそこまで古いものではなさそうにも感じます。
建物裏側
三階建ての建物で、中は何も残ってい無さそうです。
手前の空き地の部分も建物が同じように続いていた可能性もありますが、現存している建物だけみると規模は
あまり大きくありません。
外壁にはスローガンが貼られています。
メインラインを走行する列車は窓が開かないものばかりですが、当時の長距離列車オーバーランダーはオープンデッキ
があったため、ガラスの反射を気にせず撮影できました。
壁に貼られていたスローガン拡大
「電力は戦力」のスローガンは第二次世界大戦中の日本が1944年に掲げていたものです・
電力は戦力 で画像検索すると同じものが出てきます。
しかし、これがポスターなら1944年の物が現在まで判読できる状態で残っているとは考えにくいです。
そもそもニュージーランドで1944年に日本人がこの標語を使っていた事実があるのでしょうか!?
もともと工場の廃墟だったものを何らかの理由で日本風にした可能性が高そうです。
この建物について何か知っている方はBBSもしくはMAIL
にて教えて下さると助かります。
なお、撮影日は2012年2月9日と11日です。
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