オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
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Australia and New Zealand Railfan
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旧オークランド駅
Old Auckland Station
現在はその役目をブリトマート駅に譲り、学生寮として使用されています。
1930年に開業したオークランド駅は2003年までオークランドの玄関口として親しまれていました。
レンガとモルタルを使用したデザインの駅舎はウィリアム・ヘンリー・ガマーによって設計されました。
高さ3階建ての駅舎は左右対称のデザインで、正面は鉄筋コンクリートをレンガと花崗岩で装飾しています。
駅舎の両側に大きな曲線のランプが庭園を囲むように設置されています。
オークランド駅正面玄関
1999年頃から現在まで、駅舎の一部は学生寮として使用されています。
オークランド駅は1984年の映画、戦場のメリークリスマス では、マレーシアのクアラルンプール中央駅として撮影されました。
オークランド駅入り口
凝った装飾が施されています。
メインロビー
非常に天井が高く、開放的な空間となっています。
振り返って玄関を望みます。
大きな窓からは外の光が差し込み、屋内は照明を消していても明るいです。
天井にも凝った装飾が施されています。
正面玄関(左)からメインロビーを抜けて駅構内(右)に入場していました。
床は大理石が使用されています。
メインロビーを抜けると、かつての券売所があります。
窓口には、ここは現役の鉄道の駅ではない旨の注意書きが掲載されています。
オークランド駅は閉鎖され、ブリトマート駅に移った旨の案内看板。
移転当初は駅を間違える人もいたとかで、観光客相手にタクシーはわざと駅を間違えたふりをして遠回りをし、タクシー料金を釣り上げるなんていうこともあったそうです。
プラットホームは一部解体されたものの、かなりの部分が残されています。
本来は全て解体する予定でしたが、旅客列車の臨時発着所になる可能性もあったため残されました。
実際、ブリトマート駅開業後も数カ月は一部の列車がオークランド駅から発着していたそうです。
2011年にラグビーワールドカップが開催されることが決定すると、オークランド駅のプラットホームを活用した輸送が検討され、2つのホームが再生されました。
オークランド駅閉鎖後、2011年に再びプラットホームが使用されたことを示す記念碑が埋め込まれていました。
現在は再生された片側ホーム1本、再生された島式ホーム1本、もともとの島式ホームを片面だけ使用可能な状態の1本の3面6線(内2本は中線)となっています。
オークランド駅構内に入らず、ブリトマート駅を目指すADK。
夜の旧オークランド駅。
夜の旧オークランド駅。
夜の旧オークランド駅。
オークランド駅構内の全景。かつては右側一帯に操車場があったそうです。
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