オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
電車の墓場 プルワカルタへの旅
Travel to Train graveyard Purwakarta INDONESIA
状況説明のため、車内からの写真は往路と復路が混在しています。
当時ジャカルタからプルワカルタへ行く列車は
5:00発 アルゴパラヒャガン号 プルワカルタ 6:30着
8:30発 アルゴパラヒャガン号 プルワカルタ10:01着
10:15発 ローカルエコノミー列車 プルワカルタ12:43着
12:45発 アルゴパラヒャガン号 プルワカルタ14:14着
12:45発 ローカルエコノミー列車 プルワカルタ15:13着
アルゴパラヒャガン号はガンビル駅から、ローカルエコノミー列車はジャカルタコタ駅
から発車します。
アルゴパラヒャガン号はバンドン行きのみがプルワカルタに停車するため、
ジャカルタに日帰りとなるとローカルエコノミー列車しかありません。
帰りのエコノミー列車は
プルワカルタ14:00発 ジャカルタコタ16:25着
プルワカルタ15:50発 ジャカルタコタ18:18着
アルゴパラヒャガン号はネットで指定をとることができます。
https://tiket.kereta-api.co.id/index.php
他にも長距離バス路線も存在するようですが、駅前からは発着していないようで実態はよくわかりませんでした。
※現在は運用が変更されています。
画像はプルワカルタ駅を発車したアルゴパラヒャガン号
時間節約を考えて往路はアルゴパラヒャガン号にするつもりでしたが、インターネットで
確認したところ金曜日ということもあり全て満席となっていました。
ダメもとでスカルノハッタ国際空港からタクシーで始発となるガンビル駅に行きましたが、やはりNoシートでした。
そのためローカル列車に乗るべくジャカルタコタ駅に向かうところですが、ガンビル駅は
近郊列車が全て通過するため、トランスジャカルタという基幹バスで移動となります。
コタ駅へは途中のハルモニセントラルで乗り換えとなります。
画像はジャカルタコタ駅に到着したトランスジャカルタ。
ジャカルタコタ駅の駅舎。
1870年に建設された歴史のある駅です。
この駅舎の正面はすぐ道路となっているため、道路上にあるトランスジャカルタの駅から
ちょうど正面を撮影することができました。
駅構内の切符売り場。
プルワカルタ行きの切符は券売機では売っておらず、
駅舎の端にある長距離列車専用のカウンターでの発売となります。
ローカル列車の時刻表。
公式サイトにも掲載されていそうですが、ウィキペディア以外では時刻が確認できませんでした。
窓口はなかなかの行列でしたが、無事に切符を購入できました。
左が往路のジャカルタコタからプルワカルタまでの切符
右が復路のプルワカルタからジャカルタコタまでの切符
エコノミー列車なので長距離列車のように満席は無いかと思っていましたが、切符には座席
番号が印字されており、実質全席指定列車でした。
途中駅からの場合も席の指定があるのかは不明。
帰りの列車(すぐに乗らない列車)は転売防止のため名前とIDが必要で、切符にも名前(画像はサイト名に改変)
とID(日本人の場合はTKから続くパスポート番号)が印字されます。
片道およそ60円と激安です!!
到着時刻は時刻表と違ってプルワカルタ13時ちょうど着となっています。
自動改札が使用できない切符のため、発車時間が近くなると有人ゲートから
一人づつバーコードで入場します。
日本の中古車両が次々に入線し、発車時刻までの待ち時間中も退屈しません。
発車時間が迫り、多くの乗客がホームに集まってきました。
205系と併走して入線してきたプルワカルタ行きのローカル列車。
この時点で既に発車時刻を過ぎていました。
ローカル客車の車内。
無骨なボックスシートが並びます。
このボックスは2+3のシートで、かなり窮屈です。
通路も狭く、すれ違いも苦労します。
ボックスシートは間隔も狭く、深く腰掛けないと膝が向かいのシートに当たってしまうほどです。
車端のボックスのみ、窓が少しだけ開きます。
冷房をしているため、窓を開けても係員に強制的に閉められます。
各ボックスシートには小さいテーブルとコンセントが2口、そして袋を掛けるフックがついています。
コンセントが2口ついています。
コンセントはパナソニック製でした。
かつては客車は非冷房でしたが、後に冷房化されました。
冷房は一般家庭用のもので、熱帯を走る客車に対して混雑時は力不足でした。
エアコンはシャープ製でした。
ジャカルタコタ駅を発車したローカル列車は環状線を走り、左手に機関車の車庫が見えたらJatinegaraです。
ここからブカシ線に
入線します。
画像は後日撮影したJatinegaraに入線するプルワカルタ行きローカル列車。
Jatinegara付近を走行するプルワカルタ行きローカル列車、
元JR205系、元東京メトロ6000系、貨物列車、長距離列車の定点動画です。
チカランCikarang駅に到着。
ブカシからチカラン駅まで電化工事が進められ、近い将来に近郊電車が乗り入れる予定となっております。
建設中のチカラン駅舎。
かなり大きな駅になりそうです。
途中のDawuan駅には客車が留置してありました。
見かけない塗装のため、現在は使用していなさそうな雰囲気です。
Dawuan駅に到着。
客車は2編成が留置されていました。
画像はジャカルタ方面です。
プルワカルタ方面に留置された客車。
Dawuan駅を発車しました。
客車の状態は良さそうなので、放置という訳では無さそうです。
チカンペックCikampec駅に到着しました。
チカンペック駅はジャカルタから東へ進んで最初の分岐駅となります。
また、このチカンペック止まりのローカル列車も設定されている主要駅です。
チカンペック駅を発車してすぐ左手には11
両もの機関車がこちらを向いて並べられていました。
整然と置かれているため、この機関車郡は保存目的で置かれているようです。
雰囲気からいくとミニプルワカルタといったところでしょうか!?
ジャカルタ寄りのディーゼル機関車3両。
フロントカバーが外され、内部のファンが見える状態となっています。
プルワカルタ寄りの8両。
こちらの方のディーゼル機関車はフロントカバーが外されていません。
チカンペック機関車置き場の全景。
チカンペックを発車し、次のCibungur駅に到着しました。
Cibungur駅を発車すると次は終点のプルワカルタに到着です。
Cibungurからプルワカルタまでの車窓動画。
プルワカルタが近くなるとI LOVE PURWAKARTA と壁に落書き?が見え、程なくしてこちらを向いた
廃車体の山が視界に飛び込んできます。
途中で優等列車に2本追い越され、ジャカルタコタ駅からおよそ3時間でプルワカルタ駅に到着しました。
ジャカルタから95kmの道のりでした。
切符売り場は混雑しており、帰りの切符をジャカルタコタ駅で買っておいて正解だったようです。
プルワカルタに到着したローカル列車はすぐに機廻しを行います。
プルワカルタを発車したジャカルタ行きローカル列車。
一路ジャカルタを目指します。
プルワカルタ駅を発車するジャカルタ行きローカル列車の動画です。
おまけ
プルワカルタ駅を発車する長距離列車アルゴパラヒャガン号
ジャカルタからバンドンに行く片方向のみがプルワカルタ駅に停車します。
所要時間はローカル列車よりも1時間短縮されます。
ジャカルタへ帰るローカル列車の最後尾車両貫通扉から最後のお名残撮影をしてプルワカルタの旅が終わりました。
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