オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
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Australia and New Zealand Railfan
シドニーライトレール アーボス3
Sydney Light Rail Urbos3
現在はダリッジヒル線の全ての車両がこのアーボス3に置き換わりました。
アーボス3は2013年12月19日にオーストラリアに持ち込まれ、2014年7月24日より運行を開始した新型LRT車両です。
メーカーはスペインのCAF。
その後も増備が続き、2015年6月にはシドニーライトレールの全ての車両がアーボス3に
置き換わりました。
最高速度は80km
現在は2112、2114-2124の12編成が活躍しています。
シドニーライトレールがダルウィッチヒルに延伸されることを契機に導入された
アーボス3ですが、1997年製の低床車両、バリオバーンを全て置き換えるまで増備され続けました。
バリオバーンは路面電車としては異例の僅か18年で全ての車両が引退することとなり、アーボス3との競演は僅か
な期間で終わりました。
バリオバーンはアーボス3と遜色の無い優れた車両であったため、何か政治的な要因が
あるような気がします…
車体は33m、5連接構造で、真ん中を除く全ての車両に乗降扉が設置されています。
乗降扉は先頭車のみ片開き、それ以外は両開きとなっています。
乗降扉はプラグドアとなっており、押しボタンによってドアが開く半自動タイプとなっています。
車内運転室後部。
運転室と客室はブラックスモークのかかったパネルで仕切られています。
左上にはLED式案内表示機が設置されています。
車内に設置されたLED式案内表示機。
運転室。
デジタル速度表示機と操作ボタンが並んだ簡単な構造の運転台パネルです。
車内での注意事項。
これらを守らないと400ドル(およそ3万後半程度)の罰金が科せられる場合があります。
左から順に
・IC乗車券を忘れずにタッチすること
(電停にICカードリーダーが設置されている)
・有効な乗車券を所持すること
・禁煙
・シートに足を乗せないこと
・飲酒しないこと
車両中央寄りの乗降扉。
両開きのプラグドアとなっており、押ボタンを用いて扉を開ける半自動タイプとなっています。
車内。
車両端から車内全体を見渡します。
扉付近を除き、ボックスシートとなっています。
全低床のため、段差の無い車内となっています。
ゆとりのあるボックスシート。
低床トラムのボックスシートは機器の配置によって窮屈であったり段差があることも多いですが、
アーボス3は床が全てフラットとなっており、座席配置もゆとりがあります。
扉付近に設置された車椅子スペース。
車椅子スペースには折りたたみ式のロングシートが設置され、車椅子の利用が無いときは
座席として使用できます。
車椅子スペースの向かいはロングシートとなっています。
車両連結幌の上部はLED式車内案内表時機が設置されています。
IC乗車券オパールカードの子供、ョン版の告知。
Urbos3がシドニーライトレールの顔として定着しています。
リリーフィールド駅にて。
シドニーセントラル駅を発車するアーボス3。
ジュビリーパーク駅付近を走行するアーボス3
リリーフィールド駅を発車したアーボス3。
かつてはこのリリーフィールドがシドニーライトレールの終点でした。
ダリッジヒル駅を発車し、セントラル駅へ向かうアーボス3。
後ろではちょうどシドニートレインがダリッジヒル駅に到着しています。
タヴァーナーズヒルからダリッジヒルまでの走行音。
ドアは運転士が扉扱いをしない場合、ボタンが押されなければ開きません。
延伸や新線の開業が控えているシドニーライトレール
これからの活躍にも期待します。
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