三江線宇都井駅イルミネーション INAKAイルミ2016

地上20mの日本一高い駅といわれる三江線の宇都井駅。
三江線活性化の一環として宇都井駅のイルミネーションが例年11月に開催されます。
しかし三江線の廃止されたため、このイルミネーションを列車が行き交うことは なくなりました。

宇都井駅は1975年に三江線全通と同時に開業しました。
この駅を含む口羽~浜原は鉄道公団が建設した区間で高規格となっており、その線形上 地上に駅を設置することができず、高架駅として建設されました。


。宇都井駅は高架の1面1線構造で、地上からは階段で116段もあり、エレベーター等のバリアフリー設備はありません。

宇都井駅のある三江線は営業係数がJRの路線でワースト1位ともいわれており、遂にJR西日本は 三江線を2017年度に廃止することを発表しました。


INAKAイルミ当日の朝。

前日までには既にイルミネーションのセッティングが完了しているようです。


日の入り後、最初に到着する三江線の車内。
普段は閑散としている車内ですが、イルミネーションの日は特別です。
江津からのこの列車は17:35分に宇都井に到着しますが、その1本前に宇都井に到着 しようとすると三次発の11:01着の列車となってしまいます。


宇都井駅に入線。
プラットホームにもイルミネーションが施され、車内から歓声が沸き起こります。

なお、三江線でイルミネーションに来場すると非売品のキーホルダー等の記念品が配布されます。




プラットホームより。




イルミネーションの他に屋台も並びます。
普段は長閑な山間ですが、この日は活気に溢れています。




18:00発の浜原行き列車が到着です。
イルミネーションによる混雑の影響で、10分程の遅れでした。




浜原、江津方面を望む。
駅のフェンスにもイルミネーションが施されています。




ホームから地上に降りました。
階段部分は紫に怪しく照らされています。




宇都井駅を正面より。
中央の塔のような部分がホームへ続く階段です。
田んぼには稲をモチーフとしたイルミネーションが設置されています。




周辺に建物が殆ど無いため、地上高くにそびえる宇都井駅の存在が際立ちます。
この日は雨が降っており、トラブルもあって画像ではホームの電飾が消灯しています。




宇都井駅全景。
谷間を高架橋で貫いている姿が闇夜に浮かび上がります。




ホームで列車を待つ人々。




トラブル発生により、突然イルミネーションが半分程消えてしまいました。
列車が入線するまでに復旧するか、間もなく三次行き最終列車の時刻になります。




なんとか列車到着までに復旧したようです。




三次行き最終列車を利用する多数の乗客がホームで列車の到着を待っています。
普段の何倍の利用者数でしょうか!?




三次行き最終列車が入線しました。




ライトアップされた宇都井駅に到着した三次行き最終列車。
普段の倍である2両編成となっています。




普段の停車時間は1分ですが、乗車に時間が掛かっているようで数分間の停車となります。




三次行き最終列車が発車しました。




雨足が強くなる中、浜原行き最終列車が入線しました。




この浜原行き列車が宇都井駅を発車する最終列車となります。


宇津井駅に入線~発車する三江線三次行き最終列車。

静寂に包まれた山間に警笛とディーゼル音が響きます。
イルミネーションが何らかのトラブルにより何度か消灯することもありました。


イルミネーションが施された宇津井駅に入線発車する三江線の動画集です。




例年通りであれば2017年の11月開催をもって列車が走る宇都井駅のイルミネーションは見られなくなります。
三江線廃止の決定は非常に残念です。


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