オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
Vライン 客車
Vline Carriages
オーストラリアにおいて数を減らしている客車の一般列車ですが、ビクトリア州のVLineでは主に長距離路線の主力として活躍しています。
Nクラス機関車が牽引する客車列車。
Nクラスはディーゼルエレクトリック機関車で、1985-1987年に25両が製造されました。
25両の機関車にはそれぞれ沿線の都市名が愛称として付けられています。
最高速度は130kmですが、営業では115kmに抑えられています。
客車列車の牽引の主力車両として充当されます。
Nタイプ客車。
Nタイプ客車は1981-1984年に57両が製造されました。
客車の種類は
ACN(車掌室付きファーストクラス)
BRN(ビュッフェ付きエコノミークラス)
BN(エコノミークラス)
1995年から追加された
BZN(トイレ付きエコノミークラス)
BTN(エコノミークラス)
2009年に追加された
BDN(トイレ付きエコノミークラス)
があります。
画像はVN編成を組んだNタイプ客車。
客車は設備に応じて3,4,5両を1編成とするよう予め決められており、
N編成(ACN-BRN-BN)
FN編成(ACN-BRN-N/Z客車×2)もしくは(ACN-BRN-BN-BN)
VN編成(ACN-BRN-N/Z客車×3)もしくは(ACN-BRN-ACN-BRN-BN)
SN編成(ACN-BRN-BDN-BN-BN)
の4タイプがあります。
画像はFN編成を組んだNタイプ客車。
ドアは押しボタン式の半自動ドアとなっています。
当初は手動でしたが、運転室から扉操作ができるように改造されました。
ファーストクラス座席。
2+2の回転式クロスシートです。
座席背面にはテーブルが設置されています。
エコノミークラス座席。
2+3のクロスシートです。
座席はボックスで固定されています。
また、ファーストと違い、ヘッドレストカバーが省略されています。
PH Vans
発電機を搭載した貨車です。
一部の編成にのみ連結されています。
サザンクロス駅で発車を待つNクラス機関車牽引のNクラス客車編成。
サザンクロス駅北側にある車庫にはたくさんの機関車と客車が留置されています。
車庫内で客車の入換え作業をするYクラス機関車。(画像左上)
Yクラス機関車は1963-1968年に75両が製造された電気式ディーゼル機関車です。
最高速度は65kmですが、Y175は95kmの記録を保持しています。
主に支線や短距離の貨客列車に使用され、現在も17両が活躍しています。
Zタイプ客車。
Zタイプ客車は1957-1966年に製造されました。
ファーストクラス、エコノミークラス、寝台車など、様々なバリエーションがありましたが、1995年にNタイプへの改造
を一部の車両に施しました。
なお、扉は手動となっています。
現在では一線を退き、車庫の隅に留置されています。
客車の横を走る、メルボルンのバスターミナルへ向かう大手高速バスのグレイハウンドオーストラリア。
運賃、所要時間、本数で不利であった多くの長距離列車が高速バスに取って代わられました。
あまり使用されていないVlineの貨車。
ニューマーケット駅に入線するNクラス機関車牽引のNタイプ客車。
ニューマーケット駅を通過するNクラス機関車牽引のNタイプ客車。
客車列車が多く活躍するVLine。運用は固定されているようなので気軽に客車の旅に出掛けることができそうです。
---PR---