ウェリントン駅
Wellington Station

ウェリントンの全ての旅客列車がウェリントン駅を始発とし、ニュージーランドで最も賑やかな駅です。

ウェリントン駅は1937年6月19日に開業した歴史あるターミナル駅です。
駅正面は庭園のように整備され、翌年の1938年には電化されました。
当時としてはとても近代的な駅でした。

ウェリントン駅のエントランス。
とても重厚で頼もしい駅舎です。
この場所はもともと埋立地のため、耐震を考えた設計となっています。
ニュージーランドの主要な建築物で初めて耐震設計を取り入れました。

ウェリントン駅が完成したとき、この駅舎はニュージーランド最大の建物となりました

駅正面のロータリーは一般車及びタクシー用の小さなもので、バスターミナルは駅の西側にあります。

駅舎内部は背の高いアーチ状の柱で支えられています。
この天井は高さが13mもあります。

駅コンコース。
構内は頭端式となっており、9番線まであります。
夜間は鉄柵で施錠されますが、日中は改札も無いので自由に出入りすることができます。
写真真ん中にある店舗は「9 3/4番線(9と4分の3番線)」というクリーニング店です。
ちなみにハリーポッターの舞台となった9と3/4番線はイギリスにキングスクロス駅です。

左手がプラットホーム、右手がチケット窓口です。
乗車券類はクレジットカードでも購入できます。

ラッシュ時間帯は次々と列車がやってきます。

駅舎の裏側です。
正面と比べると簡素なビルに見えます。
この建物に鉄道部本社とウエリントン地区事務所の675人のスタッフを収容できるよう設計されました。
駅舎北側にあるこの跨線橋はウェストパックスタジアムへの通路に続いています。

駅構内西側には留置線があり、日中はたくさんの車両が留置されています。

駅北側のウェストパックスタジアム裏には車両基地と貨物ターミナルがあります。
ニュージーランドの北島と南島を結ぶフェリー乗り場はさらに北にあります。

北島と、南島を結ぶフェリー「インターアイランダー」
線路はすぐ近くを通っていますが駅は設置されていないため、乗船の際はウェリントン駅からバスを利用することになります。

駅西側のバスターミナル。
ウェリントンは路面電車に代わってトロリーバスの路線網が整備されています。
近年まで旧型のバスが多かったそうですが、2012年時点では新型車両に置き換えられていました。

建設中のウェリントン駅舎の写真。
ウェリントン駅向かいにあるマクドナルド店内で見ることができます。



夜間にはライトアップされるウェリントン駅。

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