シドニーの幽霊駅 ウラーラ駅
Gohst Station Woollahra Sydney

ウラーラ駅はシドニーのT4イースタンサバーブ線エッジクリフ~ボンダイジャンクションにある
未成駅です。全ての列車が通過するゴースト駅となっています。

生い茂る樹木に埋もれたようなウラーラ駅。

ウラーラ駅はシドニーの地下鉄道であるシティーサークル計画の際に設置が決定しました。
ボンダイジャンクション駅まで路線が延伸される際に同時に駅として開業する予定でした。
ウラーラ駅は谷間に位置するため、ボンダイジャンクション延伸にあたっては唯一の地上駅と なる予定でした。


駅構造は島式ホームの1面2線。

ウラーラ駅周辺住宅地ではあるものの起伏の激しい土地であり、 周辺の人口がそこまで多くない上に駅間距離もあまり長くないため、費用対効果に 乏しいということでウラーラ駅の開業は見送られることになりました。


ボンダイジャンクション側からエッジクリフ方を望む。

ボンダイジャンクション側は比較的緩やかな斜面に面しています。。


ウラーラ駅を拡大。

ボンダイジャンクション寄りにはプラットホームと駅舎の一部が建てられています。
プラットホームは短く、エッジクリフ寄りの大半はホームの基礎のみで工事が終わっています。


エッジクリフ方面のホームを拡大。

線路に面した部分とホーム中央にのみコンクリートによるホーム基礎が形成されています。
ウラーラ駅はトンネルが大半であるシティサークルにおいて貴重な明かり取り区間のため、 保線の拠点となっているようです。
画像のように列車の止まらないウラーラ駅にも時折人影が現れます。


エッジクリフ方面。

エッジクリフ方面は岩盤が立ちはだかっており、地上からはかなりの高低差があります。


ウラーラ駅に入線するTsetタンガラ。

手前のエッジクリフを発車すると終点のボンダイジャンクションまで止まりません。


ウラーラ駅を通過するTsetタンガラ。

なお、かつては貸切列車としてVsetが臨時入線し、さらにドア扱いをして団体客がホーム に降り立つことができるイベントが開催されました。


ホーム有効長は両隣のエッジクリフ、ボンダイジャンクションと同じ8両のようです。


ボンダイジャンクション寄りを拡大。

こちらはホームが全面に敷かれており、駅構造物としては完成しています。
現在は駅としての利用を想定していないため、展示ブロックや白線は敷かれていません。


ウラーラ駅を通過するTsetタンガラ。

ボンダイジャンクションを発車し、本来ならばこのウラーラ駅が最初の停車駅となる予定でした。


断崖絶壁に掘られたトンネルに吸い込まれていきます。。


ウラーラ駅入口。

保線要員はこの門から入るようです。
駅として開業していた場合はここが入口になったかは定かではありません。

なお、 右手にあるレンガの建物は民家のようです。


門よりウラーラ駅を望む。

ウラーラ駅は坂を下ったところにあるようです。


駅建築物を拡大。

通常の駅と同様の屋根や構造物が設置されているように見えます。


駅建物をさらに拡大。

ホーム上の建物は2つに分かれており、 間からは線路の向こう側が確認できます。
建物はレンガ積みのようです。


エッジクリフ側よりボンダイジャンクション方面を望む。

エッジクリフ側は断崖絶壁となっており、ウラーラ駅をかなりの高所から見下ろす形となります。


ウラーラ駅建物を拡大。



ホーム有効長に対して建物は短く、2両分程度しかありません。


駅構内の軌道を拡大。

バラストを用いないスラブ軌道のようです。


ホーム上の建物はトイレと詰所がせいぜいの小さなものです。
ホーム自体は標準的な広さがありそうです。


プラットホーム上の建物は2つに分かれていることが確認できます。。


ウラーラ駅を通過するボンダイジャンクション行きTsetタンガラ。


列車を待つ人のいない、幽霊駅となったウラーラ駅。

もしも予定通り開業していたらこのホームも列車を待つ人で賑わっていたことでしょう。


ウラーラ駅を通過するTsetタンガラの動画集です。




シドニー中心地に眠るミステリアスなウラーラ駅。
今日も停車しない電車を見送り続けています。


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