オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
EMU
Electric Multiple Unit
EMUは1979年から1986年にウォーカーズリミテッドで製造された近郊区間用旅客電車です。
264両が製造され、3両1編成で運用しています。
2012年ごろはシティトレインの所有する電車の約半分はEMUでした。
駆動は釣り掛けモーターなので、シティトレインに乗車すれば約半分の確立で釣り掛けモーター音を楽しむことができましたが、現在は活躍の場を殆ど失いました。
最高速度は100km
現在の運転台周りの塗装は黄色一色とクイーンズランドレールのロゴですが、
以前は運転台周りはグレーでした。
なお、登場当初は側面のステンレスに合わせたシルバーの塗装が施されていました。
新塗装と旧塗装の並び
EMUは88編成が製造され、EMU01-EMU04、EMU06-EMU59とEMU80-EMU88は両端に運転台がある通常の編成です。
EMU60-EMU79は片側にだけ運転台があり、もう一方が正面に立って運行されることはありません。(写真右)
片運転台の編成は6両の一部としてだけ動くことができます。
なお、EMU05は2001年に運用を離脱しました。
EMU片運転台編成は回送のために単独で本線を走行することがあります。
先頭に立てるのは運転台がある車両に限定されるため、一方方向にしか進めません。
車内
扉間には固定式のクロスシートが並んでいます。
扉付近
天井から下がったスタンションポールが特徴的です。
このポールはシドニートレインTsetタンガラ未更新車両でも見ることができました。
扉付近の座席はロングシートです。
妻面付近
車両間の扉は両開き式です。
旅客は車両間を自由に移動することができます。
扉は半自動で、レバーを引くと扉が開きます。
現在は全ての編成が押しボタン式に改造されました。
ドアの閉まる様子
勢いと音は正に爆弾ドアです。
車両端から全体を見渡します。
運転台後部ドア付近は座席を撤去した上で車椅子スペースが設置されました。
また、この付近は天井からぶら下がっていたスタンションポールは撤去され、つり革となっています。
運転台と客室の仕切りに窓は無いため、前面展望はできません。
ドア
登場当初は無塗装でしたが、現在は黄色に塗られています。
扉は半自動で、写真のものはレバーを引くと扉が開きましたが、現在は改造で押しボタン式に変更されています。
併結して運用につく新塗装と旧塗装のEMU
朝日が昇る前の薄暗い中を走行するEMU
ブリスベン近郊を走行するEMU
日の傾いたイーグルジャンクション駅に入線するEMU
なお右側の線路は狭軌と標準軌のデュアルゲージとなっています。
州を跨ぐ貨物列車は標準軌を走行します。
ソールズベリー駅を発車したEMU
ブリスベン川に架かる橋を走行するEMU片運転台編成
運転台が搭載されていない顔を拡大
ブリスベン川に架かる橋を走行するEMU通常編成
ソールズベリー駅でディーゼル機関車と離合するEMU
ブリスベン近郊の複々線区間を走行するEMU
ローマストリート駅の回送線を走行するEMU
右の道路はバス専用のバスウェイです。
バスウェイと並走するEMU。
ローマストリート駅回送線を走行するEMU。
ローマストリート駅で発車を待つEMU。
イプスウィッチ駅で発車を待つEMU。
イプスウィッチ駅はブリスベンで最初に開業した鉄道路線の起点駅です。
ここからバスで15分ほどの距離には鉄道博物館もあります。
リッチランド駅で発車を待つEMU。
ローマストリート駅を発車するEMU
ソールズベリー駅付近を走行する旧塗装のEMU
クイーンズランドレールの大型ロゴが貼られています。
こちらは新しいロゴ。
ロゴマークは小さくなり、QueenslandRailの文字が貼られています。
釣り掛けサウンドを響かせてローマストリート駅を発車するEMU
ブリスベン川を渡るEMU。
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