オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
メトロリヘーロ
Metro Ligero
車両は全線でシタディス302が活躍しており、アデレードのグレネルグトラムのシタディス302は本来この路線を走るためのものでした。
メトロリヘーロはマドリード地下鉄を補完するために建設された新しいLRTです。
2007年に現在の3路線が開通しました。
総延長27.8km、38駅となっています。
シタディス302
70編成が活躍しています。
計画変更により余剰となった6編成はマドリードではなくアデレードの
グレネルグトラム
へと売却され、同じ姿で活躍しています。
運用面での大きな違いはメトロリヘーロが右側通行なのに対し、グレネルグトラムでは左側通行となっていることです。
(但しマドリードの地下鉄は左側通行)
最高速度は70km、車体は32mですが、増結ユニットを繋ぐことによって約45mに改造することも可能な設計となっています。
定員は200人、着席定員は54人です。
車内
車両中央のスタンションポールには簡易ICカードリーダーが設置されています。
立ち席スペースが広く、収容力があります。
車椅子スペースには立ち席の人が軽く寄りかかることができる腰掛が設置されています。
グレネルグトラムのシダティス302とほぼ同じ構造です。
ML1
1号線は地下鉄1号線、4号線と接続するチャマルティン駅から新興住宅地を抜け、
地下鉄10号線と接続するラ・タブラ駅までの5.4km、全9駅となっています。そのうちの5つは地下にあります。
2007年5月24日に開通しました。
始発のチャマルティン駅に入線するシタディス302。
チャマルティン駅にはかつてマドリードで活躍した路面電車EL477が保存されています。
地下駅の1つであるマリア・チューダ駅
自動改札機が設置されています。
マリア・チューダ駅を発車するシタディス302。
地上駅であるAlvarez de Villaamil駅
計画的に建設された新興住宅地にあります。
地上駅には券売機と一体になったベンチが設置されています。
券売機。
乗車券は現金の他にクレジットカードで支払うこともできます。
歩行者用信号機。
線路を渡るときはボタンを押して電車が踏み切りに進入しないようすることができます。
実際は殆どの利用客がボタンを押さずに左右の目視のみで横断していました。
Alvarez de Villaamil駅を発車するシタディス302
トラムは車と同じく右側通行となっています。
車が左側通行のオーストラリア、グレネルグトラムでは同じシタディス302でも左側通行で走行しています。
地上線から地下線に潜っていくシタディス302。
終点のラス・タブラス駅は地上駅です。
線路はここで行き止まりとなっています。
この駅からの延伸計画は今のところ無さそうです。
すぐ横に地下鉄10号線のラス・タブラス駅があります。
ラス・タブラス駅を発車するシタディス302
ML2 ML3
2号線と3号線の始発駅であるコローニャ・ジャルディン駅
地下鉄10号線と接続しています。
2号線と3号線はどちらも2007年7月27日に開業しました。
2号線は8.7kmで、13の駅があります。
3号線は13.7kmで、15の駅があります。
コローニャ・ジャルディン駅に停車中のシタディス302。
2号線と3号線で駅を共用しています。
コローニャ・ジャルティン駅は地下駅ですが、発車するとすぐに地上に出ます。
短い区間ですが、2号線と3号線が併走します。
2号線はすぐに道路と立体交差します。
かつては路面電車が走っていたマドリード、現在はLRTが郊外を中心に重要な輸送機関の1つとなっています。
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