オーストラリア・ニュージーランドの鉄道を紹介します!
AUandNZ Railfan
Australia and New Zealand Railfan
スチームトレインライド
STEAM TRAIN RIDE
2017年6月に開催されたトランスポートエキスポでは、例年同様旧型客車を牽引して、セントラルからハーストヴィルまでの間を往復しました。
SL3642号機牽引の”スチームトレインライド”はセントラル駅の2番線から発車します。
2番線に停車中のSL3642号機牽引列車。
後ろにはたくさんの旧型客車を連結しています。
ザ・グレート トレインレースでは2つのSL編成にそれぞれ連結していた
旧型客車をこの3642号機牽引列車にまとめたため、SL全盛期を想わせる長編成となっております。
キャンベラ行き1エクスプローラーの発車を見送る3642号機。
エクスプローラーは編成が短いため停車位置がSLと並ばず、セントラル駅において並びの写真
を撮影する機会は意外にも少ないのです。
この5分後に3642号機牽引列車が発車しますが、チケットは座席指定されているため場所取りの
必要が無くギリギリまで外で撮影をしていても大丈夫です。
(SL列車以外のイベント列車は全て車両のみ指定されているため、発車時刻ギリギリに乗車すると
通路側しか座れない事態が発生することもあります)
客車内部。
発車時刻ギリギリのため、殆どの乗客が席についています。
客車は様々な種類が連結されており、ボックスシートの客車の他に英国らしい4人用、8人用コンパートメントの
客車もあります。
セントラル駅を発車!
すぐにAsetワラタと併走しました。
レッドファーン駅に差し掛かる直前で地下トンネルに入り、3複線を潜るとすぐに
レッドファーンのメンテナンスセンターに出ます。
ここはHsetオスカーの整備拠点となっています。
レッドファーンのメンテナンスセンターに留置されている
HsetオスカーとTsetタンガラ。
普段は接近することができないメンテナンスセンターを、窓を開けて撮影できるのもイベント
列車の魅力の1つです。
長編成の客車を牽引するSLをアシストするディーゼル機関車。
セントラル駅からハーストヴィル駅までの往復の行程だと機回しをすることができず、
帰りはディーゼル機関車が先頭に立ちます。
帰りのディーゼル牽引の際は、SLは無動力回送状態になるようです。
セントラル駅地下ホーム、キングスクロス、ボンダイジャンクション方面の分岐点。
線路は繋がっているのでSLがシドニーの地下鉄区間を走行することも不可能では無さそうです。
シドハム駅~テンピー駅間で貨物線のトラス橋を潜ります。
今回のスチームトレインライドの行程はシドニーの住宅地を通るものでこれといった見せ場も無く、複々線の併走も少ないため車窓
はやや単調です。
スチームトレイン片道全区間の車窓動画
緑色の車体が特徴の人気蒸気機関車3642が牽引する列車がセントラルとハーストヴィルの間で運行されました。
帰りとなるハーストヴィルからセントラルまでの全区間車窓動画です。
帰りはDLが先頭となるため、SLは無動力状態となり、蒸気機関車特有の音はわずかにしか聞こえません。
セントラル駅到着直前、Asetワラタと併走しました。
通常では撮影できないアングルでセントラル駅に進入するAsetの姿を捉えることができました。
シドニー近郊で窓が開く列車としては、非冷房のSsetが存在します。
しかしSsetは窓が斜めに少ししか開かず、その隙間からレンズを出すことは困難なため、窓を開けての撮影
は営業列車では不可能に近い状態です。
そのため、窓を開けて車両等を撮影することは、
旧型列車に乗車できるイベントでのみ実現できる貴重な機会なのです。
セントラル駅構内に進入する3642号機牽引列車。
終点に到着。
折り返し時間が短い時間帯では、降車後にすぐ次の便の乗客が乗り込みます。
今回乗車したボックスシートタイプのこの客車は、ボックスに大型テーブルがあり、客室が乗降扉のデッキで
仕切られているJR九州のハイパーサルーンに近い構造です。
大型のテーブルが備え付けられているボックスシート。
シートは革張りで重厚感があります。
シート上部の木枠についているメーターの様なものは、座席番号の表示機です。
恐らく自由席の場合は表示機を回転させて座席番号を表示しないようにすると思われます。
デッキ部分。
右側には車掌室があります。
セントラル駅を発車した3642号機牽引列車。
左側にはグレート・トレインレースで併走した3016号機が構内入れ替えのため留置されています。
後ろからはディーゼル機関車4520号機がアシストします。
レッドファーン駅~アースキンビル駅を走行する3642号機牽引列車。
複々線のため、シドニートレインの車両との併走や離合を期待しましたが、休日ダイヤで本数が少ない
ということもあり、そのような写真は撮影することができませんでした。
渡り線を通過し、アースキンビル駅構内に進入する3642号機牽引列車。
アースキンビル駅に進入する3642号機牽引列車。
アースキンビル駅を通過する3642号機牽引列車。
白煙をあげてアースキンビル駅を通過する3642号機牽引列車。
アースキンビル駅を通過し、終点のハーストビル駅を目指す3642号機牽引列車。
SL3642号機をアシストするディーゼル機関車4520号機。
先頭の3642号機が遥か先から牽引しているのがわかります。
旧型客車を9両繋いだ11両編成のプッシュプルとなっています。
ハーストビル駅で折り返し、ディーゼル機関車4520号機が先頭になり、セントラル駅へと戻ります。
無動力回送状態の3642号機。
ハーストビル駅を通過する無動力状態の3642号機牽引列車。
ハーストビル駅を過ぎるとすぐに渡り線を通過するため、ゆっくりと構内を走行しています。
渡り線を通過中の3642号機牽引列車。
3642蒸気機関車動画集
緑色の車体が特徴の蒸気機関車、3642はシドニー近郊を含むニューサウスウェールズ州を自走することができる保存蒸気機関車です。
2017年6月に開催されたトランスポートエキスポでは、例年同様旧型客車を牽引してセントラルからハーストヴィルまでの間を往復しました。
緑色の車体が特徴的な蒸気機関車3642号機。
SLのイベント走行といえば1日に1往復限りの場合が多く、乗り鉄か撮り鉄か選択を迫られることが多々あります。
しかし、このトランスポートエキスポでは3日間に渡り複数回運転されるため、乗車と撮影の両方を満喫することができます。
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