NSWトランスポートエキスポ2017
NSW Transport Heritage Expo 2017

2017年6月10(土)、11(日)、月(祝)に開催されたNSWトランスポートエキスポ。
蒸気機関車からシドニー最初の電車、旧型バスや旧型気動車に一般の人が乗車できる、
シドニー最大(もしかすると南半球最大)の鉄道イベントです。例年6月の3連休に開催されます。


ザ・グレート トレインレース
THE GREAT TRAIN RACE

トランスポートエキスポ初日の目玉、SL2台が並走するグレートトレインレースの模様です。 セントラル駅を同時に発車・・・と案内にはありましたが、実際には緑の3642が発車して時間差をおいて黒の3016が発車しました。 セントラル駅から2駅目のマクドナルドタウンでは手前のSL3016が絶妙に早く、後に続く3642を塞ぐ形となってしまいました。 そのため緩行線ホームからの撮影組泣かせとなってしまいました。

スチームトレインライド
STEAM TRAIN RIDE

緑色の車体が特徴の蒸気機関車、3642はシドニー近郊を含むニューサウスウェールズ州を自走することができる保存蒸気機関車です。 2017年6月に開催されたトランスポートエキスポでは、例年同様旧型客車を牽引してセントラルからハーストヴィルまでの間を往復しました。

ビンテージトレインライド
VINTAGE TRAIN RIDE

この車両はシドニー電化とほぼ同時の1927年に登場し、現在もイベント時には本線を元気に走行します。 1927年といえば東京地下鉄の浅草~上野が開通し、東京地下鉄道1000形がデビューしました。 東京地下鉄道1000形は現在も地下鉄博物館でその姿を見ることはできますが、貴重な車両が本線を走行するシドニーの鉄道保存体制には感銘をうけます。

CPH型気動車「すずうさぎ」
CPH Railmotor ‘Tin Hares’

CPH型気動車はニューサウスウェールズ州の支線区用の気動車で、1920年に製造されました。 特徴は車輌上部に取り付けられた2つのラジエーターで、これがうさぎの耳にみえることから「すずうさぎ」の愛称で親しまれています。 このような古い車両が本線を元気に走行できる保存体制には感銘を受けます。 1920年製という100歳間近の気動車ということもあって低速でゆっくりと走行…と思いきや、並走する日立製最新型電車ワラタに負けない走りっぷりを見せつけてくれました。

シドニー旧型2階建てバス乗車体験
Sydney Vintage Bus Ride

かつてシドニーの街を縦横無尽に走っていた2階建てバス。 現在路線バスから全て引退した2階建てバスですが、このイベント期間の際にはたくさんの 2階建てバスが現役車両に負けないくらい忙しく走り回ります。 個性的な2階建てバスが次々と発車するので、乗車と撮影の両方を満喫することができます。

シドニー鉄道の歴史を駅時計台に投影! Vivid Sydney セントラル駅
Transported through Time - Central station's Vivid Sydney 2017

光の祭典、ビビッドシドニーの作品の1つに、セントラル駅のシンボルである時計台を使用した作品が公開されました。 蒸気機関車からシドニー最初の電車、伸びていく路線と2階建て電車の発達、日立製最新型車両ワラタ、 そして計画中のシドニーメトロへと移り変わるプロジェクションマッピングは鉄道ファンでなくても魅入ってしまうことでしょう




---PR---


TOP